はじめに
前回おすすめした投資信託(S&Pや全世界株式)について、今回はオススメの買い方と証券会社を紹介します。
今や投資は、一部の専門家だけのものではありません。スマホ一つで、誰でも簡単に始められる時代になりました。
特に、ネット証券を使ったクレジットカード積立は、メリットが多い人気の方法です。
でも、たくさんの証券会社がある中で、どこを選べばいいのか迷いますよね?今回は、「SBI証券」、「楽天証券」、「マネックス証券」、「auカブコム証券」など、人気のネット証券を比較しながら、クレジットカード積立の魅力や注意点、そしてNISA口座との併用方法まで、わかりやすく解説します。
今回の記事を読むメリット
- S&P500など人気の投資信託の積立投資を初心者でも簡単に始められる
- 無料クレジットカードで積立投資を行い、お得に資産形成ができる
- 複数の証券会社の中から自分に合った証券会社を選べる
- NISA口座のメリットも解説
- 投資の基礎知識が身につく
今回の記事をおすすめする方
- 投資に興味はあるけど、何から始めたら良いか分からない方
- S&P500のような人気投資信託に興味がある方
- クレジットカードを使って効率的に資産形成したい方
- 少ない資金からでも投資を始めたい方
- NISA口座を活用して節税したい方
ネット証券を選ぶ理由とは?
私は投資を行う際にはネット証券をおすすめしています。
ネット証券の特長や利点について、従来の銀行・証券会社との違いを説明します。
- 低コストで投資信託や株を購入可能。
- 24時間いつでも取引注文が可能。
- 手数料が銀行や窓口に比べて安い。
- クレジットカード積立でポイントが貯まる。
ネット証券を利用する最大のメリットは、その利便性とコストの安さです。特に、銀行や窓口での投資は、営業時間が限られているため忙しい現代人には不向きです。また、手数料が高いため、資産が増える速度が遅くなることもあります。その点、ネット証券では、スマートフォンやPCを使って24時間いつでも取引注文が可能です。手数料についても圧倒的に安く設定されているため、資産を効率よく増やすことができます。さらに、クレジットカードを使った積立なら、毎月の支払いを先送りしながらポイントを貯めることもできるお得な投資が可能です。これらの要素を総合的に考えると、ネット証券は初心者だけでなく、投資歴の長い方にも非常に魅力的な選択肢となります。
クレジットカード積立のメリットと注意点
投資信託の積立をクレジットカードで行うと、どんなメリットがあるのでしょうか?注意すべき点と併せて解説します。
- 毎月の支払いを最大1か月遅らせることが可能。
- カード払いでポイントが貯まる。
- カードの利用限度額には注意が必要。
クレジットカードによる投資信託の積立は毎月の支出を遅らせることができるため、資金繰りに余裕を持っての投資が可能です。また、クレジットカード払いにすることで、通常の買い物のようにポイントが貯まります。これを活用することで生活費の足しにしたり、ポイントを利用した投資を行う等、資産形成に役立てることができます。デメリットはあまり無いと言えますが、クレジットカードで積み立てを行う際には、積立日が固定されており、好きな日付での積み立てが行えないケースが大半であることに注意が必要です。また、カードの利用限度額にも注意が必要です。特に大きな金額を設定している場合、限度額に達してしまうと他の買い物の支払いが行えないという影響が出る可能性はあります。このように、クレジットカードを使った投資は、計画的に利用すれば非常に効果的ですが、利用条件や特徴を確認してから始めることが重要です。
無料クレジットカードでの積立投資:還元率比較表
各ネット証券とその証券会社で利用できるクレジットカードと還元率、貯まるポイントを表にしました。
ここでは、年会費無料のクレジットカードのみを対象としています。
証券会社 | 無料クレジットカード | 還元率 | 貯まるポイント | その他クレジットカードの特典 |
---|---|---|---|---|
SBI証券 | 三井住友カード(NL) | 0.5% | Vポイント | 対象のコンビニや飲食店(マクドナルド、ガスト等)などでの利用で最大7%ポイント還元 |
楽天証券 | 楽天カード | 0.5%~1.0% | 楽天ポイント | 楽天市場での利用でポイントアップ |
マネックス証券 | Dカード | 1.1%(5万円まで) | Dポイント | dカード特約店、dポイント加盟店やネットショップのお支払いでポイントアップ |
auカブコム証券 | au PAYカード | 1.0%(10万円まで) | ポンタポイント | au PAY マーケットでの利用で最大12%還元 |
還元率や条件は変動する可能性があるため、必ず各証券会社の公式サイトでご確認ください。
ポイントの還元率や使いやすさを考慮すると、月々5万円までの積立であれば、マネックス証券でDカードを利用した積立をおすすめします。なお、それを超える積立を行う場合には、auカブコム証券でのauPAYカードでの積立が良い選択肢になります。
なお、各証券会社とも月々の最低積立金額は100円~1,000円と、非常に手軽に投資を始めることができるようになっています。
投資信託の購入で必ず活用したいNISA口座とは?
NISA口座とはどのようなもので、なぜ活用するべきなのかについて解説します。投資信託や株式への投資を行う上で、有利な制度であるNISAについて理解し活用することで、投資の効果が高まります。
- 非課税で利益を得ることができる。
- 年間の非課税投資枠が設定されている。
- 初心者から投資歴の長い方まで利用価値がある。
- 手数料なしで簡単に開設可能。
NISA口座は、日本政府が国民の資産形成を支援するために導入した制度で、最大の魅力はその非課税制度です。通常、投資信託を売却して得た利益に対しては約20%の税金が課されますが、NISA口座を利用する場合、この税金が免除されるため投資の利益を最大限に得られます。なお、NISA口座には年間の非課税投資枠が設定されており、この枠内で投資を行うことで資金の有効活用を行うことができます。
(以下イメージ)
投資の元本200万円
売却時の価格300万円
利益=300万円-200万円=100万円
税金=100万円×20%=20万円(←NISA口座だとこの20万円分の税金が免除)
ネット証券での投資信託購入の流れ
ネット証券でS&P500などの投資信託を購入する際の基本的な流れを解説します。
- ネット証券の口座開設。 (NISA口座等の選択)
→証券会社選び: 自分に合った証券会社を選びます。
手数料の安さ、取り扱い商品、ポイント還元率などを比較検討しましょう。
→口座開設申し込み: 証券会社のホームページから口座開設の手続きを行います。
- 必要書類の準備と手続き。
→本人確認書類の提出: マイナンバーカードや運転免許証やパスポートなどの本人確認書類を提出します。
(Webでの提出が可能なところが大半です)
→口座開設完了: 数日~数週間で口座開設が完了し、取引が可能になります。
- 商品選びと購入手続き(クレジットカードの設定。)
→前回の記事等を参考に、自分に合った投資信託を選択してください。
結論
ネット証券を活用したクレジットカード積立投資は、非常に効率的でお得な方法です。自分に合った証券会社を選び、ポイントや特典を最大限活用することで、更に効果的な投資が行えます。また、NISA口座の利用によって、非課税のメリットも得られます。進化する金融サービスをうまく活用し、賢く資産を増やしましょう!
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