はじめに
あなたはポイント〇倍デーでどれくらいお得になっていると思いますか?
「ポイント〇倍デー」という言葉に惹かれ、ついつい買い物に行ってしまう方も多いのではないでしょうか。しかし、本当に「お得」と言えるのでしょうか?今回は、ポイント〇倍デーでどのくらいの節約になるのか、計算してみます。限られた時間とお金を有効活用したいと考えている方は、ぜひご覧ください。
今回の記事を読むメリット
- ポイント〇倍デーでどのくらい得になるのかを知ることができる
- 時間とお金を有効活用できるようになる
- ポイントに左右されない、冷静な判断ができるようになる
今回の記事をおススメする方
- ポイント制度をよく利用する方
- 節約に興味がある方
- 賢い買い物をしたい方
ポイント〇倍デーの実態とは?
先日、とあるドラッグストアの前を通った時に、いつになく駐車場が混んでいました。
何かと思って調べてみると、どうやらその日は「ポイント5倍デー」だそうで、いつもよりお客さんが多かったみたいです。
ではポイント5倍デーはどれくらいお得なのか計算してみましょう。
ドラッグストアのポイントは、買い物200円につき1ポイント(0.5%)の還元が一般的です。ポイントが5倍になるということは、還元率が2.5%になりますので普通の日との差は2%になります。
そうなると1,000円の買い物で20ポイント、10,000円の買い物をしても200ポイントだけ多く貰えるということになります。
感覚的に少しギャップがありませんでしたか?
時間とコストを考えた買い物の選択
そうなるとポイント○倍デーに行くために、どれだけの時間や費用を掛けていいものでしょうか。移動の時間やガソリン代等のコスト、いつもより長いレジ待ち・・・結局、ポイント取得のために増えるコストを考慮すると、あえて「ポイント〇倍デー」の日に行く必要は無いように思えます。
絶対値で見るべき「割引効果」
人間は、絶対値よりも、変化率に強く注目する傾向があります。
今回のケースで言えば、ポイント5倍デーと言われると、いつもより5倍お得だということに強く意識が向いてしまいます。
今回のケースで言えば、1,000円の買い物でたった20円の差。実際に戻ってくるお金は家計の支出全体からするとごくわずかです。家計の収支を考えると、考慮しないといけないのは変化率(5倍)ではなく絶対値(20円)になります。
家計改善の視点
このブログの基本スタンスとしては、家計の中で削れる支出は削り、その分を投資に充てることを推奨していますが、ポイント〇倍デーは節約の効果が薄すぎて、ほとんど支出の削減にはつながりません。
普段節約だと思ってやっていることも、一度、どれくらいの効果があるのかを絶対値で計算してみると良いと思います。
手間がかかる割には、節約の効果が薄いものがあれば、他のことに時間を使った方が、より良い生活につながるのではないでしょうか。
まとめ
「ポイント〇倍デー」は一見お得に見えますが、冷静に計算すると、その効果は思ったほど大きくないことがわかります。
表面的な節約だけでなく、限られた自分の時間とエネルギーを何に費やすのが最善かを考えたいですね。
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